お宮参りの服装どうする?赤ちゃん・両親・祖父母の基本マナーを解説

2026.03.12更新

赤ちゃんが生まれてからすぐやってくるイベントが『お宮参り』です。お宮参りの服装は「赤ちゃんが主役」「家族で格をそろえる」が基本で、赤ちゃんは祝い着またはベビードレス、両親はセミフォーマル程度が目安とされています。当日はどんな服装をすればよいのか詳しくみていきましょう。

お宮参りの服装どうする?赤ちゃん・両親・祖父母の基本マナーを解説

お宮参りとはどんな行事?

お宮参りは、赤ちゃんの誕生を氏神様に報告し、健やかな成長を願う日本の伝統行事です。

お宮参りの意味と目的

無事に生まれたことへの感謝を伝え、これからの健康や長寿を祈願することが目的です。

参拝時期の目安

一般的には生後1か月頃(男の子は31日目、女の子は32日目)とされますが、現在は家族の都合に合わせて行うケースが増えています。なお、地域や神社によって考え方が異なる場合もあります。

日程を決めるときの考え方

目安にこだわりすぎず、母子の体調や季節、家族の予定を優先し、無理のない日を選びましょう。
お宮参りの写真。父親はスーツを着用、母親は紺の上品なワンピースに白いネックレス。

お宮参りの服装マナーの基本は「赤ちゃんが主役」と「格合わせ」

お宮参りの服装は、赤ちゃんが主役であることを意識し、家族は控えめに装うのが基本です。両家がそろう場合は、事前に服装の格をそろえることも大切とされます。

赤ちゃんが主役という考え方

赤ちゃんの誕生を祝い、健やかな成長を祈るお宮参り。主役は赤ちゃんであり、家族は赤ちゃんを引き立てる装いが一般的とされています。

家族で服装の「格」をそろえるのが基本

「格合わせ」とは、行事や場の雰囲気に応じ、参加者同士の服装の格式をそろえることです。お宮参りも同様で、父母や祖父母の服装に差が出すぎないよう、事前に相談して統一感を意識しましょう。

カジュアルな服装はどこまでOK?

お宮参りは写真に残る行事のため、普段着より一段階改まった服装が安心です。ワンピースやダークカラーのスーツなど、セミフォーマル程度が目安とされます。一方で、デニムやスニーカー、ロゴ入りのトップスなどカジュアル色の強い服装は、避けるのが無難です。神社という場所柄を頭に置き、迷った場合は「入園式」を基準に考えると選びやすくなります。

これは避けたい、やりがちなNG例

主役より目立つ:原色の強いドレスや大ぶりのアクセサリーで主役が霞む
格バラバラ:父は礼装、母はオフィスカジュアルなど、集合写真でより目立つ結果に
ほぼ普段着:デニムやスニーカーなど、「あれ?」となるカジュアルさ。
季節を考慮しない:真夏に重厚スーツ、真冬に薄手ワンピースなど、当日つらくなる装い
白と赤の花柄の祝い着(産着)を着た赤ちゃん

赤ちゃんの服装は何を着せる?

正式な服装は白羽二重(しろはぶたえ)+祝い着ですが、現代ではベビードレスと併用するケースもあります。

祝い着(産着)とは

祝い着(産着)とは、お宮参りの際に赤ちゃんに「白羽二重」という白い着物を着せ、その上から羽織る正式な和装のことを指します。男の子・女の子で柄や色に違いがあるのが特徴とされています。

白羽二重とベビードレスの違い

白羽二重とは、白い絹で仕立てられた赤ちゃん用の内着のことです。正式なお宮参りでは、この白羽二重を着せた上から祝い着(掛け着)を掛けるのが伝統的な装いとされています。ただし近年は、白羽二重の代わりにベビードレスを着せ、その上から祝い着を掛けるスタイルも一般的になっています。

男の子・女の子で選ばれる色柄の傾向

男の子は黒や紺、グレーが好まれ、たくましさを表す虎、龍など描かれた男の子向けとされるデザインが選ばれています。女の子は赤系の祝い着がオーソドックスで、牡丹や桜など優美な花柄や宝船、鶴などがよく描かれています。なおベビードレスは、白やピンク、ベージュ、紺といった色のものがあります。フリルやレース、刺繍などが付いている豪華なものから、普段使いできそうなシンプルなものまで、さまざまな種類が用意されています。
水天宮でお宮参りをしている両親の写真。赤ちゃんは男の子向けの産着、父親は紺のジャケット、母親は白いワンピースを着用している。

母親・父親の服装の選び方は?

母親はフォーマルワンピースや訪問着、父親はスーツが基本となります。

母親の服装(和装・洋装の選択)

母親の服装は、和装なら訪問着や色無地、洋装なら上品なワンピースやセレモニースーツが広く選ばれています。主役である赤ちゃんとの格を意識し、華美になりすぎない落ち着いた装いを選ぶことが大切です。

授乳や体調を考慮したポイント

産後間もない時期のため、授乳のしやすさや体調への負担を考えた服装選びが大切です。前開きや授乳口付きのデザイン、締め付けの少ない素材を選ぶと安心です。おしゃれも楽しみつつ、無理のない装いを心がけましょう。

父親の服装

家族の服装に合わせやすいのは、黒や紺のビジネススーツに白いシャツを合わせたスタイル。冬はシャツにセーター姿、夏はジャケットなしの半袖シャツというケースもありますが、赤ちゃんとお母さんの服装とギャップが出ないよう意識することが大切です。
祖父母を含む家族で撮影したお宮参りの記念写真。祖父の服装はスーツ、祖母は黒いジャケットにグレーのスカート。

祖父母の服装はどうする?

「家族行事」であるお宮参りですから、両家の祖父母が参加するケースもあります。その際には、両親と格を合わせつつ、控えめな装いが無難となります。

両親より格を上げすぎない配慮

祖父母が参加する場合は、両親より格式が高くなりすぎない装いを意識するのが無難です。主役はあくまで赤ちゃんであり、その両親です。場の雰囲気に調和する控えめな服装を心がけると、全体の印象が整います。

和装・洋装それぞれの目安

◇男性の場合
和装:黒紋付羽織袴などの最礼装までは必要ないとされ、無地の羽織袴や略礼装程度が目安です
洋装:ブラックやネイビーなど落ち着いた色のダークスーツに白シャツ、控えめなネクタイを合わせる装いが無難

◇女性の場合
和装:黒留袖などの最礼装までは求められず、色無地や訪問着程度が選ばれています
洋装:ダークカラーのスーツや上品なワンピースなど、セミフォーマル程度が一つの基準といえます

世代間で事前に話し合いたい3つのポイント

お宮参りの服装では、祖父母や他の親族が出席する場合、赤ちゃんや両親の装いをなるべく早めに共有しておくことが大切です。特に確認しておきたい3つのポイントは以下の通りです。

(1) 全体の統一感を出すため、和装か洋装かの方針をそろえる
(2) セミフォーマル程度にするかなど、服装の「格」の目安を決める
(3) 派手すぎないよう、色味や雰囲気のバランスを確認する
両親ともに和装のお宮参り写真。水天宮で撮影。

季節ごとの服装選びのポイントは?

お宮参りの服装選びの際は、季節に合わせて『明るく清潔感』を意識しつつ、基本は『見た目』より『赤ちゃんと母親の体調』を優先するのがポイントです。

春・秋の装い

いずれの季節も比較的過ごしやすい時期ですが、朝晩は冷えることがあるなど、寒暖差は大きい時期です。そこで羽織り物やストールで体温調整できる服装とするのが安心。また春は桜、秋は七五三シーズンと混雑にも注意が必要です。

夏は暑さ対策

暑さ対策を優先することが大切です。通気性のよい素材を選び、赤ちゃんは祝い着を長時間掛け続けない工夫も大切とされます。保冷対策も意識しましょう。

冬は防寒を

防寒対策をしっかり行いましょう。洋装の場合、コートは参拝時に脱ぎやすいものを選ぶと安心です。赤ちゃんは冷えや風対策を優先し、無理のない服装を心がけましょう。
お宮参りの服装:ネイビーの総ワンピースを着た母親と、祖母に深緑色の産着を掛けられた赤ちゃんの家族写真。

お宮参りの服装・最終確認リスト

出かける前に3分で確認できるチェック項目。

□ 赤ちゃんが主役になっているか
自分の服装が華美になりすぎていないか、全体のバランスをチェック
□ 参加者で「格」はそろっているか
和装・洋装の方向性やフォーマル度に差が出ていないか確認
□ 体調・季節への配慮は万全
授乳のしやすさや防寒・暑さ対策に無理がないか見直す
□ 足元・小物まで整っているか
靴やストッキング、バッグなどがフォーマルに合っているか確認

まとめ 大切なのは家族の調和と体調への配慮

お宮参りは「やや改まった装い」が基本とされています。先日、神社でお宮参りをしているご家族を見かけましたが、男性陣は落ち着いた色のスーツで統一され、全体に統一感のある装いでした。改めて感じたのは、家族全体で「格」をそろえることで、写真にまとまりが生まれるという点です。主役である赤ちゃんが目立たなくなる状況は避けつつ、見た目だけでなく、赤ちゃんと母親の体調にも十分配慮した服装選びを心がけましょう。

服装を整えて迎えるお宮参りは、一生で大切な一日です。ただ当日は抱っこや移動で慌ただしく、家族全員の写真をゆっくり撮れないこともあります。事前に撮影方法を検討しておくと安心でしょう。出張撮影などを利用する場合は、神社のルールを確認しておくことも大切です。

お宮参りの撮影については、以下も参考にしてください。

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